人気ブログランキング | 話題のタグを見る

小さなお花屋さんから

hanayaposy.exblog.jp
ブログトップ
2008年 02月 07日

みーちゃんを抱っこ

みーちゃんが亡くなった日、朝の8時45分。

先生の都合で、病院は11時40分の予約になっていた。
一晩中苦しむみーちゃんを見ていられず、朝方先生に電話して、点滴だけでも早めにしてくれないかとお願いした。

先生は、今来るんなら入院でもう家にはかえれませんと。
時間通りに来るなら通院できると言った。

絶対に通院したいので、何とかムリいって9時の診療にしてもらって、病院へ急ぐ準備をしている所だった。

ひどい痙攣が始まり、息も絶え絶え。
次の瞬間、大きく伸びをして大きなため息をついたみーちゃんは呼吸をしなくなった。

私たちはうろたえて、みーちゃん、みーちゃん!と叫び、酸素ルームから出して、口に直接酸素の管を入れて酸素を送ったが、何回かピクピクッとしただけで、みーちゃんの瞳孔は開いたまま。

夫は心臓マッサージをしていたが、心臓にちゃんと届いていたかどうか・・・

私が引き続きみーちゃんを呼びながら、心臓マッサージを続けている間、夫が先生に電話した。

呼吸が止まったような感じがするんですが、もう死んじゃったのですかね?
今から連れて行って、延命処置ってしてもらえるんなら今からすぐに行きます。と言ってた。

先生は判断に困るようなら連れて来てくださいと言った。

一度電話を切って、様子を見る。


みーちゃんはピクリともしなくなった。

そのうち、ピンクだった鼻や口がみるみる紫色になってきた。

それを見た時、死んじゃったと思った。


それから先生に電話して、もう亡くなったと思うので、病院へは行かないと言った。

先生に、口と目を閉じさせるのはどうしたらいいか聞いたら、無理なようなことを言っていた。
人間でも閉じない場合は接着剤でとめたりするらしい。

私はみーちゃんの口の汚れを拭いてやり、体についた汚物もきれいに拭きとった。涙をふいて、体全体をふいてやった。その時、軽く目を何回か手で閉じさせた。
口も同様に。

すると亡くなってしばらくは口も目もあいてたみーちゃんが、突然口も目も閉じてきた。
紫色だったお鼻もピンク色に変わってきた。

さっきまで苦しんでいた表情と変わって、いつもどおりの穏やかなみーちゃんの顔。

まるで眠っているみたいで、悲しくなって泣いた。
みーちゃんの体にすがりついて泣いた。

それからみーちゃんをお気に入りのクッションに寝かせた。
いつも寝ていたベッドは、死んじゃった時に寝ていたから、吐いた物がついていて、みーちゃんが冷たいだろうから別にした。

まるで眠っているみたいなみーちゃん。
時々、お腹が呼吸で波打っているような、ヒゲが動いたようなそういう気がしてみーちゃんと呼んで見たけど、やっぱり動かなかった。

そして、みーちゃんをこれからどうするか話し合った。

先生に何箇所か紹介してもらっていたけど、HPとか見てぴんと来なかったので、別に探す。

夫は翌日は仕事だったので、夜も葬儀してくれる所・・・を探して、枚方動物霊園に5日の8時に予約した。

4日の日は、まずみーちゃんの好きだった物を買いにいった。
みーちゃんに最後のお留守番だねと言いながら。

みーちゃんはかつお節、シーバ、キャラット、どら焼き、生クリームのワッフル、アイスクリームが好きだった。
特にあんこやクリーム、アイスクリームも食べていたらすごい欲しがっていたが、ちょっとなめさせるだけにしていたから、たくさんお供えしてあげた。

それから代りばんこで抱っこ。

みーちゃんは抱っこが大好きな子だった。

私の顔を見ると、抱っこして欲しがった。

私が家事の合間にちょっと座ると、どこからともなくやってきて、ひざの上に抱っこされに来ていた子だった。

そんな抱っこねこだったみーちゃんは、最期に抱っこしてもらえなかったから、お葬式までの2日間、ずっと抱っこしていてあげようと思った。

ひざの上で眠っているようなみーちゃん。

いつもと変わらず、みーちゃんの毛並みは柔らかく、艶やかだった。

こんなに柔らかく、まだ温かいのに、みーちゃんが死んでるなんて・・・

撫でても、顔や首筋に顔を埋めても、みーちゃんの匂いはするけどゴロゴロが聞こえない。
大きなちがいだなとおもった。

# by posy-bouquet | 2008-02-07 12:39
2008年 02月 06日

みーちゃんありがとう

みーちゃんは2月4日月曜日AM8:45に天国へと旅立って行きました。

最期はとても苦しみました。酸素ルームの中にいるみーちゃんは、動けなくて苦しいのか、体制が変えられなくて足がしびれていたのか、体制を変えようとしてはごろんとなって。

自分で上半身を起こせる時には介助して上げられたけど、それも出来なくなってからはどうすればいいのかわからず、次に病院に行くまではとにかく酸素ルームの中に。と思ったので、最後に充分抱っこしてあげることも、甘えさせてあげることもできなかった。

心の準備が出来てなかった私は、みーちゃんに良くなって欲しかった。
だから、病院に行くまでは酸素ルームに入っていてもらって、治療を続けたかった。みーちゃんがこれで死んじゃうなんて思えなかったから。
あくまでも介護生活の始まりだと受け止めていたから。

痛かったのだろう。もがいたり手を伸ばしたりしている時、みーちゃんの顔をのぞきこむと涙が出ていた。

そんなみーちゃんに私は「みーちゃん、もうちょっとで病院よ!がんばって!がんばって!」と言い続けてしまった。

充分がんばっていたのに。

きっとがんばって欲しかったのは私のエゴだろう。


もっと早くに看取ってあげる決意をしていれば、みーちゃんを酸素ルームから出して、腕の中でお別れが出来たのかもしれない。


でもその時私は、まだ受け止めることが出来なかった。
きっと他人から見たら瀕死の状態だったのだろうが、私は万分の1でも生きて欲しかったし、助かって欲しかった。だから酸素ルームに入れたままにしてしまった。

何度かみーちゃんは入り口をかきかきして、出して欲しそうにした。

でも私は自分の手を入れてなぜるだけで、出ることは許さなかった。


あの時に出してあげていたらと思う。

いやその前に、何でもっと早く具合が悪いのに気がついてあげられなかったのか。

もっと前に、大きな病院で診察を受けていたらこんなことにはならなかったのではないか。

肝臓の数値を気にしていたのに、何もしなかった私のせいだ。

私のせいでみーちゃんは死んだ。

何よりも優先にしなければいけなかったのに。

みーちゃんがいなければ何も欲しい物もない。
何もしたいこともない。
なんで自分はまだここに存在しているのだろう。

とにかくごめんなさい。
みーちゃんごめんなさい。

わたしが身代わりになりたかった。
神様がどうしてもだれか、連れて行かなければいけないのだったら私にしてほしかった。

みーちゃんは何も悪いことしてないのに。

もっともっと甘えたかったろう。
もっともっとおいしい物を食べたかっただろう。


本当にごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。


これからどうしたらいいのだろう。

もう私には欲というものがない。

ただ一つ、みーちゃんに会いたい、抱きしめたいだけ。

出会って17年。

一緒に暮らして15年だった。

結婚して、奈良で一緒に暮らして丸10年だった。

その間、みーちゃんは色んな役割をしてくれた。

娘であったり、お母さん、姉妹、友達など本当に色んな立場でずっととなりにいてくれたのに。


またみーちゃんに会えるだろうか。

こんな私の所に帰ってきてくれるだろうか。

探し出すから、見つけて欲しい。

# by posy-bouquet | 2008-02-06 15:35
2008年 02月 04日

絶対に治る!!

なんだか弱気な内容になってしまった。

私は、みーちゃんは治ると信じている。

絶対にみーちゃんを治す!助ける!

まずは、私がみーちゃんを治す!と強く念じよう。

絶対にみーちゃんはどこにもやらない。ずっと一緒!

# by posy-bouquet | 2008-02-04 00:58
2008年 02月 03日

酸素ルーム

今日の奈良は、朝から一番の大雪。

うちもたくさんの雪に包まれてしまった。

こんなに冷え込むと、余計に具合が悪くなってしまいそう・・・。
お天気までもが意地悪く感じてしまう。


雪のため、昨日予約した酸素ルームは届くのが午前の予定が午後になった。
担当の方は伊賀から車にチェーンを付けてやって来た。

「奈良は雪が小降りでよかったです」と言っていた。

酸素ルームの設置は速かった。
使い方も簡単なので、よかった。温度調節だけが難しいので、気を配る必要がある。

酸素ルームを酸素でいっぱいにして、みーちゃんを迎えにいった。


お昼休みだったのに、先生は待合で待っていてくれた。

私が持ってきた酸素ルームに、みーちゃんを入れて連れてきてくれた。


みーちゃんは、昨日見た時よりもさらにげんなりしていた。
口には吐いた後が残ったまま、鼻水も詰まって苦しそうだった。

先生が言うには、昨日から嘔吐が始まり、胃潰瘍が出来ているみたいとのこと。
胃液の中に、血も混じっているらしい。

だんだんと免疫力が下がってきたせいで、悪化の一途をたどっていると。

先生からは、こ のまま入院させて延命を図るか、自宅療法で看取るかの選択だと言っていた。

私と夫は、自宅に連れ帰るが、あきらめずに治療は続けると言った。

今までも、みーちゃんは奇跡的に復活して来た猫である。
みーちゃんの生命力にかけてみたいと思った。

病院は、自宅から車で20分はする。
でも阪奈道路を使えばすごく近い。
でも今日は雪のため通行止め。タイミング悪い。

仕方なく普通に帰ったが、みーちゃんはおりこうにしていた。

家について、みーちゃんは少しホッとしたようだった。

住みなれた家ではないのがかわいそうだなと思った。


酸素ルームはスケルトンのアクリル板で囲まれてるので、落ち着けるようにダンボールとタオルで目隠しをした。
でも、タオルは異常に室内の温度をあげるみたいだったので、撤去。

一時、30度にいつの間にか上がっていて焦ったが、大丈夫だったみたい。
夜中、気を付けなければ。


みーちゃんは、8時ごろまで落ち着かず、時々うなされたように、手を延ばしたりしていた。
突然座りなおすと、口で「ハアハア」と息をして、それから血の混ざった胃液をはく。

何度か吐きながら横に倒れた。
しんどそう・・・

鼻水のせいで呼吸が落ち着かないので、猫の横に細長い鼻にあわせて、爪楊枝の先に湿らせた綿を巻きつけた「細い鼻用メン棒」を手作り。

これだと、表面だけだけど鼻水がきれいに拭きとれる。

みーちゃんも、息が少し楽になったようだ。うれしかった。

それから吐いたら、スポイドで波動水を10ml飲ませた。

それから1時間ぐらいして、みーちゃんがかなり辛そうになった。
意味不明の動きで手を延ばし、とても苦しそう。

トイレかと思って、先生に電話してどうすればいいか聞いてみる。

トイレはそのまましているので、気にする事はないですよ。と言われた。
まだ自力で出せるらしい。

うんこをした後が、ふらふらになって、容態が悪化する。
うんこをして欲しいが、やっぱり恐い。

その後、9時ごろからぴたっとうなされなくなった。
息は苦しそうだし、一回吐いたが、落ち着いて来た感じ。

やはり波動水が効いたのか?
さっきのは好転反応だったと思いたい。

トイレをそのまましても大丈夫なように、ペットシーツを買ってきた。
ついでに、赤ちゃん用の鼻水吸出し機を買った。

使ってみたが、失敗。猫の鼻水は吸い出せないらしい。知らなかった・・・

今は落ち着いている。
これを書く、私をじっとみながら、リラックスしてるように見える。

やっぱりみーちゃんが家にいると落ち着く。
みーちゃんがいない家なんて変な感じだったから、ようやく私も安心した。

今日は同じ部屋で眠れる。うれしいな~

# by posy-bouquet | 2008-02-03 00:11
2008年 02月 02日

介護

久しぶりのブログが、なんだかこんな内容ですみません。

聞いてほしいというよりも、記録というか、自分の気持ちを落ち着かせるために書いています。

コメントも頂きましてありがとうございます。
たくさんの励ましと勇気をもらえますが、申し訳なさもあります。

独り言のように、みーちゃんとのことに向きいあいたいという気持ちもあります。

ならば、WEB上に書くなと言われるかもしれませんが、記録先としてこちらに書きたいと思います。
色々と考えて、暫くの間、コメント欄は閉じさせて頂くことにしました。
読んでくださるかたのお気持ちだけ頂かせてください。



今日もみーちゃんの病院に行ってきました。

病院に行く前に、何軒か自宅の近所の病院を廻った。
今かかっている所は、自宅から遠すぎるため、今後急に発作を起こした時に困るから、今のうちに転院先を探しておこうと思ったから。

2軒ほど大きめの病院へ。
設備も先生も申し分ないが、先生の個性が正反対。

一人ははっきりと診断をくだすタイプの先生。
治療方針もしっかりしている。

もう一人は、物腰が穏やかな優しそうな先生。
治療方針も持っているが、飼い主主体。積極的に「こうしたほうがいい」などは言わないタイプ。

私は、うやむやにされてもわからないから、はっきりと何でもいってくれる先生が理想。

そうなると決まりだが、この先生の病院は少し遠い。

距離の問題で、どっちにいくか悩みながらみーちゃんの所へ。


みーちゃんに会う前に、先生からお話が・・・と言われドキッとした。

先生のお話は、みーちゃんはうんことおしっこをするのがとても辛そうだということ。

先日、トイレ中にうなり声をだしていたと言っておいたのだが、先生もそれを目撃したらしく、観察してみて、便が出しにくくなっていて力むのに力を出しすぎてしんどくなり、脱水症状も重なって痙攣になったのだろうとのこと。

ひょっとしたら、脳に障害が残ったか、脳腫瘍が原因かもしれないとのことだった。

脳のことは、行って来た2つの病院の先生も言っていたので、かなり心配になった。


先生は、「退院はしばらくムリそうです。万が一退院できても、介護生活が始まりますよ。」と言われた。

私はなんとなくピンと来なかった。
あんなに元気で若々しかったみーちゃんが介護?
いやいや、うちの子に限って!と思ってしまう。

すると先生は、「万が一退院しても酸素ルームを常備して、部屋はエアコンで快適な温度を保つことが必要です。」と言った。

酸素ルームとは、みーちゃんがいま入っている部屋らしい。

透明の箱で、中に酸素が密閉されている。

最初に病院に着いた時、ぐったりしたみーちゃんはまず、酸素ルームに入ってから点滴を受けたらしい。
酸素だけでも見る見る元気になったから、緊急時に備えて一家に一台ということらしい。

私もネットで使っている人を調べてみたが、心臓病のワンちゃんばかりだったので、ねこにはな~と思った。

料金も、始めの設置料、初期費用が15000円、レンタル代が1月15000円、電気代は1月100~200円程度。ということで、本当に必要か迷っていた。


そんな話を終えて、いよいよみーちゃんと面会。

昨日と違ってかなり苦しそう。
目もうつろで、別人みたい。あんなにくりくりのおめめが・・・。

「先生!大丈夫なんですかね?」と聞くと、「さっきうんこしてから疲れたみたいなんですよ。」と。

しんどそうで、「みーちゃん」と呼んでも返事はしない。

なでなでしていたら、みーちゃんがしきりに後ろの壁の方を見ようとする。
首が不自然な動きをして、つづいて手も後ろに伸ばしはじめた。

同時に、ぱたっと倒れて苦しそうに「うにゃうにゃ~~」と鳴きだした。

ビックリして先生を呼ぶと、にわかにざわつき始める。

私は待合室に出されてしまい、一人でうろたえていた。

「みーちゃんを連れて行かないで!!おかあさん!お願いお願い!」と祈るしかなかった。

そうして15分くらい経過して、中に呼ばれて急いでいくと、みーちゃんは落ち着いていた。

何か先生が処置をしたらしい。
完全介護ではないので、もしだれもいない時だったらと思ったらぞっとしてしまう。

しばらくは興奮するからと、外からのぞくだけにした。

先生に「この子は、私が介護できないと思って先にいこうとしていたのかもしれない。普段がぐうたらな飼い主を見透かしてるわ・・・。」と言った。
それからみーちゃんに、「もう覚悟は出来てるよ。うんこでもなんでもとってあげるし、がんばるから、みーちゃんもがんばってよ!」と声をかけた。
みーちゃんは壁の方を見つめていたので、聞いていたかは分からない。

この時、先生が言っていた介護生活という言葉をしっかりと受け止めることが出来たような気がする。

帰ってから、すぐに酸素ルームを手配した。
在庫があったので、明日の午前中には設置にきてくれるようになった。

明日もみーちゃんの面会に行く。

午前中は酸素ルームが届くし、みーちゃんも落ち着かないから、夜面会に来てくださいと言われている。

夜まで待てない・・・・。
今この時間も、急変していないか心配だし。

でも、気弱な考えではいかん!とも思っている。
絶対にみーちゃんは助かる!よくなる!元気になる!また抱っこできる!一緒に暮らせる!また腕の中でゴロゴロ言いながら一緒に眠れる!絶対に!!

# by posy-bouquet | 2008-02-02 02:32